飲料水水質分析って?

現在、水道の安全性が注目されています。水道は人の生活に必要不可欠な存在です。 水道法では「清浄な水」を確保する為、水質基準を設けて安全性の確保を行っています。 第三者公的機関による水質分析をお受けしております。

水道法の水質基準全項目(50項目)の分析や放射性物質の分析等も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

東日本大震災による福島第一原発事故を受け、放射性物質測定の需要が高まっています。
当社では風評被害防止のために各種測定方法により放射線の測定に対応してまいります。

 

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● ゲルマニウム半導体検出器を用いた
  ガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析

 

平成24年4月1日より適用された乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和26年厚生省令第52号。) 及び食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号。)に定められた放射性物質の基準値の判定に用いることが出来る測定です。

 

●測定項目 ガンマ線放出核種ごとの含有量
(ヨウ素-131,セシウム-134,セシウム-137)
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメーター
●対象 水、食品等(その他についてはご相談下さい)
●単位 Bq/kg
●測定装置 ゲルマニウム半導体検出器を用いた
ガンマ線スペクトロメーター

●必要

サンプル量

液体:2L
個体:300~400g
※足りない場合はご相談ください

 

 

○食品中の放射性物質に係る基準値

区分 基準値
飲料水 ミネラルウェーター類
(水のみを原料とする清涼飲料水)
10 Bq/kg
飲用茶
(茶を原料とする清涼飲料水及び飲用に供する茶 ※1)
牛乳 乳及び乳製品の成分規格などに関する省令
(昭和26年厚生省第52号)第2条第1項に規定する乳及び同条第40項に規定する乳飲料)
50 Bq/kg
乳児用食品 乳児の飲食に供することを目的として販売する食品 50 Bq/kg
一般食品 上記以外の食品 ※2 100 Bq/kg

※1 飲用に供する茶については、原材料の茶葉から浸出した状態に基準値を適用。
※2 乾しいたけ、乾燥わかめなど原材料を乾燥し、通常水戻しをして摂取する乾燥きのこ類、乾燥海藻類、乾燥魚介類、 乾燥野菜については原材料の状態と水戻しを行った状態に基準値を適用。 また、食用こめ油の原材料となる米ぬか及び食用植物油脂の原材料となる種子については、原材料から抽出した油脂に基準値を適用。 

◆飲料水の水質分析検査について

 

飲料水は人間が生きていく上で必要不可欠なものであり、その重要性に伴って水質検査の基準も厳しくなっています。

ビル管理法該当施設では、ビル管理法により義務付けられている水質検査を必ず行わなければなりません。ビル管理法に該当しない施設でも定期的な水質検査を実施しないと、思わぬアクシデントにつながりかねません。

飲料水の水質検査には主に以下のようなものが挙げられます。

 

①受水槽がある場合

受水槽の大きさで、「専用水道」「簡易専用水道」「小規模貯水槽水道」などに分けられます。

 

「専用水道」
受水槽の大きさが100m3を超えるもの
水道法により、水質検査を毎月実施する義務があります。
「簡易専用水道」
受水槽の大きさが10m3を超え100m3以下のもの
水道法により、簡易専用水道検査を実施する義務があります。
水質検査のみの実施義務はありません。
「小規模貯水槽水道」
受水槽の大きさが10m3以下で上記二つに該当しないもの
施設が所在する地域により、名称が若干異なる場合があります。
施設が所在する地域の条例により、水質検査実施が義務となる場合があります。
 

②ビル管理法該当施設(特定建築物)の場合

専用水道以外であれば、ビル管理法に則って水質検査を実施する義務があります。

 

③受水槽がない場合や一般戸建住宅

戸建や規模が小さい建物、以前受水槽があった建物で現在は受水槽を取り外した建物は直接給水方式により水道本管の水を直接供給しています。

浄水場からの水質を保持したまま供給されるのですが、いつ、どのような事故が起こるかわかりません。

昨今では、放射性物質汚染も重要課題になっております。

個人宅といえど、安心してお水を使うために定期的な水質検査の実施が必要と言えます。

 

④井戸水など地下水を使用する場合

井戸水など地下水は、周囲の影響を受けやすい環境下と言えます。

特に浅井戸は周囲の影響を受けやすく、大雨のあとや近くに畑や工場がある場合は特に注意が必要です。

深井戸は汚染の可能性が低く夏場も冷たいのですが、周辺の工事などで水脈が変わることがあり絶対的に安全とは言えません。

さらに季節によっても水質に変化があり、滅菌装置を設置していない場合は細菌による汚染も考えられます。

その為、定期的な水質分析の実施が必要と言えます。

 

⑤その他

移動式店舗(飲料水タンク使用の場合)の飲食店や一般飲食店、食品加工業を開業する際に水質検査報告書が必要となる場合があります。

地域によって内容が異なりますので、必ず開業申請の際に市区町村役場や保健所にご確認下さい。

また、船舶等の飲料水タンクに保管された飲料水は、タンクに補給した時に汚染される可能性が高く長期保管により残留塩素濃度が下がる可能性がある為、少なくとも1年に1回の水質分析が必要となります。

■分析項目

項目名 基準値 検査方法
●一般細菌 1mLの検水で形成される集落数が
100以下であること

標準寒天培地法

●大腸菌 検出されないこと 特定酵素基質培地法
●カドミウム及びその化合物 カドミウムの量に関して、
0.01mg/L以下
ICP‐MS法
●水銀及びその化合物 水銀の量に関して、
0.0005mg/L以下
還元気化‐原子吸光光度法
●セレン及びその化合物 セレンの量に関して、
0.01mg/L以下
ICP‐MS法
●鉛及びその化合物 鉛の量に関して、0.01mg/L以下 ICP‐MS法
●ヒ素及びその化合物 ヒ素の量に関して、0.01mg/L以下 ICP‐MS法
●六価クロム化合物 六価クロムの量に関して、
0.05mg/L以下
ICP‐MS法
●シアン化物イオン及び塩化シアン シアンの量に関して、
0.01mg/L以下
イオンクロマトグラフ‐ポストカラム吸光光度法
●硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/L以下 ICP‐MS法
●フッ素及びその化合物

フッ素の量に関して、

0.8mg/L以下

イオンクロマトグラフ法
●ホウ素及びその化合物 ホウ素の量に関して、
1.0mg/L以下
ICP‐MS法
●四塩化炭素 0.002mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下 固相抽出‐GC‐MS法
●シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●ジクロロメタン 0.02mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●トリクロロエチレン 0.01mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●ベンゼン 0.01mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●塩素酸 0.6mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
●クロロ酢酸 0.02mg/L以下 溶媒抽出‐GC‐MS法
●クロロホルム 0.06mg/L以下 P&T GC‐MS法/HS GC‐MS法
●ジクロロ酢酸 0.04mg/L以下 溶媒抽出‐GC‐MS法
●ジブロモクロロメタン 0.1mg/L以下 P&T GC‐MS法
/HS GC‐MS法
●臭素酸 0.01mg/L以下 イオンクロマトグラフ‐ポストカラム吸光光度法
●総トリハロメタン 0.1mg/L以下 P&T GC‐MS法
/HS GC‐MS法
●トリクロロ酢酸 0.2mg/L以下 溶媒抽出‐GC-MS法
●ブロモジクロロメタン 0.03mg/L以下 P&T GC‐MS法
/HS GC‐MS法
●ブロモホルム 0.09mg/L以下 P&T GC‐MS法
/HS GC‐MS法
●ホルムアルデヒド 0.08mg/L以下 溶媒抽出‐誘導体化‐GC‐MS法
●亜鉛及びその化合物 亜鉛の量に関して、1.0mg/L以下 ICP‐MS法
●アルミニウム及びその化合物 アルミニウムの量に関して、
0.2mg/L以下
ICP‐MS法
●鉄及びその化合物 鉄の量に関して、0.3mg/L以下 ICP法
●銅及びその化合物 銅の量に関して、1.0mg/L以下 ICP‐MS法
●ナトリウム及びその化合物 ナトリウムの量に関して、
200mg/L以下
イオンクロマトグラフ法
●マンガン及びその化合物 マンガンの量に関して、
0.05mg/L以下
ICP法/ICP‐MS法
●塩化物イオン 200mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
●カルシウム、マグネシウム等(硬度) 300mg/L以下 イオンクロマトグラフ法
●蒸発残留物 500mg/L以下 重量法
●陰イオン界面活性剤 0.2mg/L以下 固相抽出‐HPLC法
●ジェオスミン 0.00001mg/L以下 P&T GC‐MS法
●2-メチルイソボルネオール 0.00001mg/L以下 P&T GC‐MS法
●非イオン界面活性剤 0.02mg/L以下 固相抽出‐吸光光度法
●フェノール類 フェノールの量に換算して、
0.005mg/L以下
固相抽出‐誘導体化‐GC-MS法
●有機物(TOCの量) 3mg/L以下 全有機炭素計測定法
●pH値 5.8以上8.6以下 ガラス電極法
●味 異常でないこと 官能法
●臭気 異常でないこと 官能法
●色度 5度以下 透過光測定法
●濁度 2度以下 積分球式光電光度法

水質分析費用

◆水質分析公的10項目        ●7,800円

 

◆水質分析公的50項目        ●お見積りいたします。 

◆水質細菌分析          ●お見積りいたします。

◆放射性物質分析(飲料水)    ●お見積りいたします。

 

お電話にてお見積りいたしますので、お気軽にお問い合わせください。